ボードゲームを贈るときに難しいのは、遊ぶ相手まで一緒に用意することはできない点です。評判のよいゲームでも、2人暮らしの人に4人以上用を贈ったり、収納の少ない家に大箱を贈ったりすると、出番を作りにくくなります。
そこで、見た目や知名度だけでなく、相手が普段誰と過ごしているかを起点に選びます。小さな子どものいる家庭、友人を招くことが多い人、2人で静かに遊びたい人では、贈りやすい箱が違います。相手の家で自然に開けられるかを想像すると、候補はかなり絞れます。
休日の過ごし方を一つ想像する
「家族4人で夕食後に遊ぶ」「友人が来たときに出す」「夫婦で休日に遊ぶ」。このくらい具体的な場面が一つ浮かべば、人数と時間の条件が決まります。あとは、にぎやかに遊ぶのか、考える時間を楽しむのかを選べばよく、漠然と人気商品を探すより迷いません。
子どものいる家庭なら ドブル や ナンジャモンジャ、会話の多い家庭なら ito。2人で過ごすことが多い相手には パッチワーク が合います。カードゲームが好きだと分かっている人には、少し考えどころのある SCOUT も贈り物らしい選択です。相手が忙しい人なら、説明が短く、1回で区切れるものを優先すると遊ばれやすくなります。
箱を開けた日に遊べるか
ゲームに慣れていない人へ贈るなら、説明役がいなくてもルールを追いやすいものが安心です。ドブル はカードの絵を見れば目的を理解しやすく、ナナ も一度練習すれば流れをつかめます。反対に、相手が普段からカードゲームを遊ぶなら、少し癖のある SCOUT の方が新鮮に感じられるかもしれません。
「家族向け」「初心者向け」という表示だけでは、好みまでは分かりません。にぎやかなゲームが苦手な人もいれば、黙って考える時間が退屈な人もいます。普段遊んでいるゲームや、テレビ番組・パズル・クイズの好みが分かれば、それがいちばん確かな手がかりになります。箱を開けた日に遊べるかどうかは、贈り物としてかなり大きなポイントです。
サプライズにこだわらない選び方もある
すでに何本も持っている人には、同じゲームを贈ってしまう可能性があります。候補を2、3本見せて選んでもらう、欲しいものを聞いてラッピングだけ内緒にする、といった贈り方でも十分に喜ばれます。ボードゲームは好みが出やすいので、完全なサプライズにしない方が、かえって気の利いた贈り物になることもあります。
最後に、日本語版かどうか、対象年齢、箱の大きさを確認します。小さな子どもがいる家庭では、誤飲しそうな部品がないかも見ておきたいところです。プレゼント用の包装を頼む前に、返品・交換の条件も確かめておくと安心です。長く遊んでもらいたいなら、華やかさよりも相手の暮らしに合うことを優先して選びましょう。