対象年齢が同じゲームでも、必要な力は違います。文字を読む、数を比べる、名前を覚える、相手の気持ちを読む。小学生は学年だけで区切れない差が大きいので、年齢表示だけで決めず、その子が普段どんな遊びに夢中になるかを見ます。
低学年から参加しやすい絵柄中心のゲームと、高学年でも考えどころのあるゲームを合わせて紹介します。大人が手加減し続けなくても、一緒に勝負になることを重視しています。きょうだいや親子で遊ぶなら、「子ども用」ではなく、大人も自然に参加できるものを選ぶ方が長く使えます。
低学年なら、文字の少なさを優先する
低学年には、ドブル や ナンジャモンジャ のように絵を見て動けるゲームが分かりやすいでしょう。ナナ も数字が中心です。漢字にふりがながあっても、毎回カードの文章を読むゲームはテンポが落ちやすいため、読書が好きかどうかも一つの目安になります。
初回は15〜30分で終わるものが無難です。ただし、集中できる時間は年齢よりもその日の疲れ方に左右されます。最後まで続けることを約束にせず、一区切りでやめられるゲームから始めると気楽です。宿題や習い事のあとに遊ぶなら、説明の短さはかなり大事です。
大人の知識だけで勝てないものを
知識量や先読みだけで勝敗が決まると、大人が手加減していることは子どもにも伝わります。絵を見つける速さ、記憶、言葉の感覚が入るゲームなら、年齢差がそのまま結果になりません。子どもが本気の大人に勝てる余地があると、勝ったときのうれしさも素直に残ります。
反射神経なら ドブル、記憶なら ナナ や ナンジャモンジャ。会話が好きな高学年には ito も合います。2人で静かに遊びたい子には ガイスター、パズルが好きなら パッチワーク と、得意なことから選ぶと入りやすくなります。苦手を克服する教材としてではなく、まずは得意な遊びの延長で選ぶのがおすすめです。
大人も「初めて」の顔で遊ぶ
大人だけが正解を知っている状態で説明すると、遊びというより授業に近くなります。最初の1回は手札を見せ合う、相談して動かす、点数をつけない、といった練習にすると、子どもからも質問しやすくなります。
途中でルールを間違えても、次の回から直せば十分です。勝敗より、もう一度遊びたいと思えるところで終える方が次につながります。きょうだいに乳幼児がいる家庭では、小さなコマやチップの保管場所も先に決めておいてください。遊び終わったあとに「次はいつやる?」と聞けるくらいの軽さが、家族用には向いています。