家族用のゲームは、家族全員に同じくらい難しい必要はありません。大人には少し考えどころがあり、子どもには勝てるチャンスがある。そのくらいの幅があると、手加減だけに頼らず一緒に遊べます。せっかく買うなら、特別な日だけでなく、夕食後や休日のすき間にも出せるものがあると便利です。

夕食後に15分遊べるもの、休日に2人で向き合えるもの、祖父母を交えて会話を楽しめるもの。家族といっても場面は一つではありません。この記事では、年齢差があっても出しやすいゲームを中心に、にぎやかなものと落ち着いて遊ぶものを分けて紹介します。

最初に遊ぶ人を全員思い浮かべる

4人家族だから「2〜4人用」を選ぶ、というだけでは足りません。文字を読むのが難しい人はいないか、細かなカードを持ちにくい人はいないか、負けると悔しくなりすぎる人はいないか。誰か一人だけが我慢するゲームは、二度目の出番が来にくいものです。

低学年がいるなら、絵柄中心の ドブルナンジャモンジャ。記憶を使う ナナ も、大人が一方的に有利になりにくいゲームです。祖父母と遊ぶ場合は、反射神経を競うものより、会話型の itoジャスト・ワン の方が落ち着いて参加できることがあります。家族の中でいちばん慣れていない人を基準にすると、場が穏やかに始まります。

全員で遊ばなくてもよい

「家族向け」という言葉から全員参加を想像しがちですが、いつも全員がそろうとは限りません。2人専用の パッチワーク は、親子や夫婦で静かに過ごす日に使えます。全員がそろう日は会話型、2人の日は対戦型と分けてもよいでしょう。

人数の幅が広いゲームを一つ持っておくなら、itoドブル が便利です。ただし、対応人数が広いことと、どの人数でも同じ面白さになることは別です。よく遊ぶ人数での評判やルール差は、購入前に確認しておきます。3人で遊ぶことが多い家なら、最大人数より「3人でちゃんと楽しいか」の方が大事です。

「もう1回」の余地を残して終える

家族で遊ぶときは、途中で入浴や就寝の時間が来ます。始める前に「今日は1回」「9時まで」と決めておけば、終わりをめぐって揉めません。初回から長く遊び続けるより、少し物足りないくらいで終えた方が次に誘いやすくなります。

片づけまで子どもと一緒にできるかも見ておきたい点です。カードを一つの山に戻すだけなら簡単ですが、細かな部品を種類別に分けるゲームは大人の仕事が増えます。よく遊ぶゲームほど、家族の誰でも手が届く場所へ置くのがおすすめです。棚の奥にしまうより、リビングの近くに置ける一箱の方が、結果的に長く遊ばれます。