飲み会でゲームを始めるとき、全員が説明を聞く姿勢になっているとは限りません。料理が残っていたり、途中で席を外したり、話の続きが気になっていたりします。そんな場では、面白さの深さより、説明の短さと区切りのよさが効きます。

食後に出しやすいゲームを、会話、正体探し、言葉遊び、軽いカード勝負に分けて紹介します。お酒を飲まない食事会や、友人同士の集まりでも使える選び方です。場をゲーム中心にするというより、会話の流れにうまく乗せられるものを選びます。

説明は3分、1回は20分以内が目安

一人ずつ長く考えるゲームは、待っている間に別の会話が始まりがちです。全員が同時に考えるもの、ほかの人の発言もゲームになるもの、1回が20分以内で終わるもの。このどれかを満たすと、場の流れを止めずに済みます。

最初から得点をつけず、1問または1巡だけ試してみるのも有効です。説明を聞くより、実物を動かした方が早く分かる人は少なくありません。合わなければそこでやめられるくらいの軽さが、飲み会にはちょうどよいでしょう。箱を出す前に「1回だけやってみる?」と聞けるゲームだと、参加のハードルも下がります。

その場の関係性で選び分ける

親しい友人同士なら、価値観の違いが出る ito や、命名で笑える ナンジャモンジャ。初対面が混じるなら、個人的な話を求めない ジャスト・ワン が入りやすいでしょう。推理やうそを楽しめるメンバーなら インサイダーゲーム が短時間でもしっかり盛り上がります。

3〜5人でカードを出す感触が欲しいなら SCOUT、記憶とひらめきで競うなら ナナ。ただし、手札を考えるゲームは会話がいったん静かになります。歓談を続けたい場では、前半の会話型を選ぶ方が自然です。盛り上がりを取りに行きすぎるより、今の空気を少し広げるくらいの選び方が失敗しません。

カードを出す前に、テーブルを一度空ける

カードは水分にも油にも弱いため、料理の皿が残っているうちは無理に始めません。飲み物はコースターごとテーブルの端へ寄せ、中央を空けます。袖や手がグラスに当たりやすいので、カードと飲み物の間には思ったより距離が必要です。

飲酒している人に素早い判断を求めたり、間違いを責めたりするのは禁物です。参加しない人がいても、そのまま会話へ戻れるくらいの扱いにしておきましょう。ゲームを完走することより、集まりの空気を壊さないことが優先です。カードや箱ににおいが移ることもあるので、長く使いたいゲームは飲み物から少し離して置いてください。